谷本公園の新園長として着任した 小出 玄也さん 神奈川区在住 25歳
自然溢れる憩いの場に
○…人工芝のサッカーグラウンドやスケートボードコートなどが揃う一方で、多様な生物が生息するビオトープも広がる「谷本公園」。今年度から指定管理者が「緑とコミュニティーグループ」へと変わったことを機に新園長として着任した。「地域の人と交流や情報交換をしながらやっていきたい」と意欲は十分だ。
○…千葉県出身。小さな時から生き物が大好きで、生物の生態を学ぼうと東京農業大学に進学。卒業後は「生物や自然と触れ合えたり、学べたりする場所を作りたい」と藤造園建設(株)に入社し、市内各地で公園管理の仕事を続けてきた。戸塚区にある公園の園長時代には、花壇の種植えを子どもたちと実施。「公園を通じて親子の交流を深めてほしかった」と振り返り、「公園への愛着づくりだけではなく、自然の成長を主体的に感じてもらえれば」と思いを込める。保護者からの反響も良く、努力や工夫で公園の個性を伸ばすという園長職の自信を得た経験だった。
○…大学時代の仲間と野生動物を探しに行くのが趣味で、特に北海道がお気に入り。釧路や根室など生き物がいれば山や街中問わず歩き回り、「ポケモンみたいに知らない生物と出会って図鑑を埋めていくのが面白い」と魅力を語る。一方、帰省時には小・中学時代に習っていたピアノを弾いて楽しむのだそう。「ベートーベンの悲愴などのしっとり系の曲が好きですね」
○…青葉区に着任して1カ月。「街のことはまだ分からないことも多い」と話すが、園内の利用でトラブルは少なく、マナーの良さに驚いたという。スポーツ利用の多い谷本公園だが、今後は自然を楽しむような部分にも力を入れていきたいと話す。「色々な利用者がいるので公平公正に、皆さんが安全に楽しく過ごせる憩いの場にできれば」
|
|
|
|
|
|