市ヶ尾連合自治会長に就任した 蕪木(かぶらき) 泉さん 市ケ尾町在住 72歳
安全で繋がりあるまちへ
○…市ヶ尾連合自治会の会長に5月30日付で就任した。現在も会長を務める下市ヶ尾町内会を含め、4つの自治会町内会を束ねる立場となったが、「連合自治会で協力して楽しく安心な和気藹々としたまちを作っていきたい。やっぱり楽しくないと」と自然体な運営を目指す。
○…生まれも育ちも市ケ尾町で、谷本小学校出身。用水路でしじみを獲ったり活発な少年だったという。「昔の市ケ尾の夏は、何万から何十万もの蛍がいっぱい飛んでいて天の川のように綺麗だった。たまにその風景を思い出すね」と懐かしむ。公務員だった父の姿を見て育ち、大学卒業後は川崎市の職員に。行政マンとして教育、介護、選挙など多くの仕事を経験してきた。父も町内会長を務め、自身の仕事内容も相まって早くから地域活動に関わるのは自然な流れだった。今では地域で多くの役職をこなしている。
○…公務員時代の印象深い出来事が早朝に発生した土砂災害。死者が出たこともあり、避難所対応に追われたという。現在は地域防災拠点運営委員会の委員長も務めているほか、小学校の防災訓練に参加することも。「その当時の経験と記憶が会長の仕事にも生きているのかもしれない」
○…現在は妻と二人暮らし。近くに住む孫ともコロナ禍でなかなか会えないと残念がる一面も。「他から移り住んだ人は多いが、地域に関心がある人も多く、繋がりを感じる」と評する一方、「子ども会の人数が少なくなると、地域も元気がなくなってしまう」と危惧。改めて子ども会を活気づけようと取り組みも始めている。常に心に留めているのは「信頼してくれている人を絶対に裏切らない」こと。市ケ尾の代表として責任感を持ってまちを支える。
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