新吉田小学校から地域を巻き込み、新たな芸術活動の輪が広がっている。同校の児童や保護者、周辺の地域住民らが参加するコンサートを7月18日、港北公会堂で開催。中心となった山本真紀さんと伊藤未央さんは「出演者も観客も、子どもから大人まで、みんな楽しめる公演にしたい」と話している。
エレクトーン(山本さん)とピアノ(伊藤さん)の音楽ユニット「えれぴあ ぷらす」を2020年に結成した2人。共に経験者で幼稚園のママ友だった縁で、自宅で園児らを招いて簡易的なコンサートなどを行っていた。子どもの入学もあり時間の余裕ができた昨年からは、一般のライブなどにも出演するなど本格的に活動している。
今回の公演「みんなスマイルコンサート」にはPTA仲間を中心に広まった呼びかけで、新羽や綱島地域など総勢50人以上が参加。契機となったのは、昨年の新吉田小50周年ミュージカル。保護者から児童へのプレゼントとして披露した劇の演奏を担当し、「初めてだけどとても楽しかったという人が多く、他校の保護者からも出たかったといった声もあって」など大きな反響があったという。そこで「周辺エリアも含めて多くの地域住民が舞台に立てる場を作りたい」と企画した。
公演は3部構成。1部はエレクトーン・ピアノと合気道や筝、ダンスなど異次元ジャンルとのコラボ。2部は、子どもや地域住民らが多く出演し、歌や踊りを披露する参加型ステージ。3部は、オリジナル作品の音楽朗読劇となっている。「特に2部の親子ダンスや、子育てをテーマにした自作曲は見どころ」
ユニット名の「ぷらす」は、色んなジャンルやたくさんの人と一緒に新しい化学反応を生み出すとの思いから。2人だけの自宅コンサートから始まった活動が、いつしか地域を巻き込む舞台に。「衣装や小物などを作ってくれる人も。色んな特技やアイデアを持った人とのつながりでできた舞台。地域住民の輝く姿を見に足を運んでほしい」と呼びかける。
コンサートは7月18日(月)、港北公会堂で13時半〜。チケットは大人1800円、小人800円。
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