市立篠原中学校2年生の林恩綺(りむえんき)さんが、令和5年度全国中学生人権作文コンテスト横浜市大会で最優秀賞のうち、横浜市長賞を受賞した。11月19日には横浜市役所で表彰式が行われた。最優秀賞全12編は、同コンテスト神奈川県大会の優秀賞候補として、さらに、林さんの作文は中央大会(法務省主催)に推薦されている。
同コンテストは、次世代を担う中学生が、人権問題に関する作文を書くことで人権尊重の重要性や必要性について理解を深め、豊かな人権感覚を身につけることを目的としている。129校が参加し、5万5470編が集まった。校内審査、第一次審査、第二次審査、最終審査を経て、最優秀賞12人、優秀賞13人が選ばれた。
友人との出会いが転機
林さんの作文の題名は「あなたならできる」。友人から掛けられた言葉をタイトルにしている。林さんは外国にルーツを持ち、「小さい頃から周りと環境が違って、疎外感を覚え怖くなることがあった」という。そんな時に、転校してきた友人の言葉で救われた経験を綴っている。
受賞を知った時は「びっくりしたけど嬉しかった」と振り返り、「もし自分と同じような境遇の人がいたら、読んでもらって『そういう考え方もあるんだな』と安心してもらえれば嬉しい」と微笑んだ。
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