神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
港北区版 公開:2023年12月14日 エリアトップへ

俳優滝川英治さん 口で描いたイラスト展 横浜ラポールで12月16日〜

文化

公開:2023年12月14日

  • X
  • LINE
  • hatena

 俳優・滝川英治さん(44)の個展「口火〜『KUCHI-BI』〜」が、12月16日から24日まで、障害者スポーツ文化センター横浜ラポール(鳥山町)で開催される。ドラマ撮影中の事故で脊髄を損傷した滝川さんが、口にくわえたペンで描いたイラストが展示される。

 2002年に「リポビタンD」のCMでデビューした滝川さん。ミュージカル「テニスの王子様」手塚国光役をはじめ、多くの人気作品に出演。ドラマや映画、舞台などで活躍してきた。2017年にドラマ「弱虫ペダル」撮影中の自転車事故で脊髄を損傷し、車いす生活となるもリハビリに励み、2019年テレビ番組のMCで復帰を果たした。東京パラリンピック2020の開会式にも出演。現在もリハビリを続けながら、精力的に活動している。

 リハビリ生活の傍ら、麻痺した手の代わりに口にくわえたペンでイラストを描くようになった。段々とクリアになっていく生活の中で、本気で作品作りに向き合うように。「いつの間にか『絵本』というものが自分にとって生きがいになっていました」と、滝川さんは自身のブログで語っている。

 そんな4年間を経て、2021年に出版されたのが、口にペンを咥え描いた絵本『ボッチャの大きなりんごの木』。各メディア、テレビ朝日「徹子の部屋」出演時にも取り上げられ、売り切れが相次いだ。

人間の可能性は無限

 個展タイトルの「口火」は、爆薬を爆発させるためにつける小さな火のこと。滝川さんの、「障害があっても社会の戦力になれる」「小さな一歩を大きな一歩に変えていきたい」「凝り固まった価値観をもつ世の中や物事に、新鮮な風を吹き込もう」というメッセージが込められている。

 展示されるのは、絵本の表紙にもなっている「ボッチャの大きなりんごの木」=画像=をはじめ、ポップで鮮やかな滝川さんのイラストの数々。できないことがあっても「何で補えるかその都度考えればいい。人間の可能性は無限にある」と綴る滝川さん。自分の可能性を活かすことはヘトヘトになるが、それが「『生きてる』という証」。

1月、都筑でも

 同イラスト展はさらに、2024年1月13日〜21日に、港北TOKYUS.C.(都筑区)A館4階「インク前共用スペース」でも開催される。ともに入場無料、予約不要。展示は各会場の営業時間内となる。

 問い合わせは、主催の障害者スポーツ文化センターラポール上大岡管理運営課文化担当【電話】045・840・2151または【FAX】045・840・2157。

港北区版のトップニュース最新6

42年ぶり 県の頂点に

武相高校硬式野球部

42年ぶり 県の頂点に

「雑草軍団」関東へ臨む

5月16日

家庭との連絡法を統一

横浜市立学校

家庭との連絡法を統一

アプリ活用で新システム

5月16日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

5月9日

文科大臣表彰を受賞

北綱島特別支援学校

文科大臣表彰を受賞

五感で“読む”読書実践

5月9日

地域の交流生み出す

町カフェ

地域の交流生み出す

オープンから4カ月

5月2日

子育てに「ゆとり」創出

山中市長インタビュー

子育てに「ゆとり」創出

直接支援で実感へ

5月2日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 2月18日0:00更新

  • 6月25日0:00更新

港北区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook