北綱島小学校放課後キッズクラブで3月25日、港北区在住のプロドラマー神吉尚さんによるパーカッション教室が開かれた。およそ60人の子どもたちが参加し、世界の楽器を楽しんだ。
神吉さんは東京などで数々のステージに立つ傍ら、妙蓮寺会館でドラムレッスンを開いている。毎年10月に妙蓮寺境内で行われるジャズコンサートなど地域活動にも積極的に関わっており、「妙蓮寺をはじめ、地域のおかげで活動できている」と語る。今回の教室も、妙蓮寺会館でのレッスンをきっかけに企画されたそう。同クラブの玉川郁子主任は、「子どもたちに、パーカッションの心癒される音色に触れ、楽しんでほしいと思い依頼した」と話していた。
最初に、世界地図を使いながら様々な打楽器を紹介した神吉さん。子どもたちは、ヤギや牛などの皮で作られるアフリカの太鼓ジャンベや、世界最古の打楽器と言われるフレームドラムなど、世界各地の民族楽器に興味津々で話を聞いていた。かわるがわる手に取り、「すごい」「水が流れる音がする」と独特の音色に目を輝かせる様子も見られた。『さんぽ』や『ライオンキング』などの曲に合わせて楽器や手拍子、足踏みなどでセッションし、体全体でパーカッションのリズムを楽しんでいた。
教室を終えた神吉さんは、「予想以上に興味を持ってもらえてうれしい。子どもたちのパワーに元気をもらえた」と話していた。
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