夏の選手権神奈川大会に第1シードで出場する武相高等学校硬式野球部監督の 豊田 圭史さん 神奈川区在住 40歳
人間力高め、優勝狙う
○…県高校野球春季大会で、武相高校硬式野球部を42年ぶりの優勝に導き、40年ぶりの関東の舞台へ。1カ月半戦い抜いた2週間後の開催になった関東大会。体調不良者も多く、結果は0―8で悔しい結果になった。そこで得た課題の一つが「自己管理」。来月から始まる全国高校野球選手権神奈川大会では第1シード校として出場する。「コンディションを整え、優勝に向けて全力で」。真剣な眼差しでそう語る。
○…泉区出身。小2の時に友人の影響で野球人生が始まった。そこから一度も途切れることなく、大学卒業後も社会人野球の選手として活躍してきた。現役を引退すると出身大学のコーチを経て監督になり、北東北大学リーグ10連覇を達成。これまでに多くのプロ野球選手を輩出し、「ドラフトの緊張感を何度も経験してきた」と感慨深そうに語る。2020年8月、母校である同部監督に就任。大学生から高校生を指導する中で、「統率力が大切」と選手らを言葉や姿勢で引っ張る。
○…高校野球の公式戦は、秋・春・夏の年に3回。限られた時間の中で、大会で勝つことを目的に毎日の練習に懸命に取り組む。野球漬けの忙しい日々ではあるが、疲れている時ほどサウナに行くという。「気持ちが無になり、我に返って置かれている状況を冷静な目で見られるようになる」
○…「人間的成長こそが技術向上につながる」。チームスポーツであるため、「人に対して自分の意見を伝えることが大切」と話す。89人の部員がいる中、メンバーに入れるのは20人だけだが、試合に出たりサポートをしたり、全員にそれぞれの役割がある。強豪校が多い神奈川を制するため、チーム一丸となって励む。
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