ススキ刈りに汗 環境保全が目的
かながわトラストみどり財団(横浜市西区)による、「箱根仙石原ススキ草原の環境保全作業体験」が昨年末、行われた。県内の良好な自然を次世代へ引き継ぐことを目的としたイベントで、25人が参加した。
県内唯一の湿原地帯である箱根仙石原ススキ草原。自然生態系の宝庫であり、広大な草原景観は箱根の観光資源でもある。草原を維持していくためには、火入れ活動が知られているが、野焼きできない道路周辺などは人の手によってススキ刈りをする必要がある。
穏やかな天候に恵まれた当日は、インストラクターの指導の下、参加者が穂が落ちたススキを長い鎌で刈り、その場に集積する作業に熱心に取組んだ。
同財団では「今後も『トラスト運動』を進めながら、環境保全活動に積極的に取組んでいきたい」と話していた。
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