県政報告 138 県は治水対策をリードせよ 神奈川県議会議員 北井宏昭
現在、神奈川県水防災戦略に基いて、河川の護岸や遊水地の整備を進めておりますが、戸塚エリアの状況を議会で質疑、進捗を確認しました。
柏尾川については、金井公園に隣接する新規遊水地整備に必要となる事業用地を、県が取得。
また、戸塚駅周辺地域の浸水被害の軽減には、河川の整備だけではなく、下水道整備による内水対策を併せて進める必要があり、現在横浜市では戸塚区内や栄区内において、新たな雨水幹線や新規ポンプ施設などの下水道施設の設計が進行中です。これらの事業は、戸塚駅を含む周辺エリアの浸水被害の軽減に寄与する取り組みとしてR3年度に策定した境川水系流域治水プロジェクトにも位置付けられ、河川管理者や下水道関係者など関係機関で構成する流域治水協議会において状況を共有しています。
県は、その協議会の事務局を担っており、柏尾川については横浜市だけではなく鎌倉市・藤沢市との調整も必要。また境川水系全体だと大和市・相模原市や、さらに東京都との調整もあります。横浜市はこの河川行政を二重行政と吹聴していますが、とんでもないこと。気候変動に対応させるため、上流域から下流域まで全体の設計は大変だけれども、これは県の役割であり、県が責任を持って取り組むよう、そして県が事務局として計画を遅らせることのないよう、しっかりとしたフォローを求めました。
さらに戸塚駅から上流域については、県の担当課は治水設計が出来ているとは言うものの、あらためて治水安全度を確認し、戸塚駅周辺から上流側の安心度も上げるよう要望しました。
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