いずみ野小学校(泉区和泉町)は4月1日、開校式を行った。学校規模適正化によって、旧・いずみ野小と阿久和小(瀬谷区阿久和南)が統合し、新年度から新たなスタートを切った。
校名は「いずみ野小学校」から変わらず、3月末までいずみ野小の校長を務めた齋藤敦子校長が新校でも着任した。
開校式には、新2年生から6年生が参加。保護者や来賓、統合に携わった検討部会の会長などから祝辞が贈られ、和やかな雰囲気で進行された。
児童代表として登壇した嶋田梨衣奈(りいな)さんと梅本翠(すい)さんは「それぞれの学校の良さ、地域の人の応援が2倍になりました。お互いを認め合い、新しいいずみ野小の伝統を作っていきましょう」とあいさつした。
8日の入学式では、57人を新1年生として迎え入れ、全校児童358人で新たないずみ野小学校の歴史を刻んでいく。
表札一新に地域の力
さらに開校式で、校名の彫られた新たな表札も披露された。板材は、泉区の(株)土屋材木店(土屋富久代表)が提供。同社の先代が、もともと使用していた表札を制作した縁から、今回も協力した。さらに題字は瀬谷区・茂木清子さん、彫刻は泉区・苅部勝美さんがそれぞれ担当し、約1年間かけて制作された。
両校統合は、横浜市教育委員会が2022年7月に開かれた臨時会で、児童数の少ない阿久和小の学校規模適正化を目的に決定。周辺の自治会町内会関係者などで構成された検討部会が協議を重ね、通学区域や校名などについて話し合い、意見書を取りまとめた。
また、両校の児童は統合前に複数回にわたり交流イベントを行い、親睦を深めてきた。
齋藤敦子校長は「学校教育目標『みんなかがやけ、いずみ野小』のように、児童一人ひとりが地域でかがやいてほしい。両校文化を融合させ、新しい時代の教育を進めていく」と話した。
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