緊急時に持病や服用中の薬、家族構成などの情報を救命者に伝える「救命情報カプセル」配布の取り組みが区内で広まっている。
カプセルはペットボトル程度の大きさで筒状になっており、中に必要事項を書いた「救命情報シート」を入れることができるもの。これを家庭内の冷蔵庫に保管しておくことで、本人が意識不明に陥った際などに、処置や親族への連絡を迅速に行えるようにする。
保土ケ谷区では、今年5月頃から中央東部地区で地区社会福祉協議会(近藤忠行会長)が配布を開始。この取り組みに共感した自治会や社会福祉協議会などが、それぞれの地区で同様の試みを始めている。
上新地区連合自治会(金子久夫会長)でも、このほどカプセルと救命情報シート5500世帯分を用意。連合自治会としての取り組みは区内初で、自治会未加入者も配布対象にする。
9月5日には金子会長らが鈴木和宏区長を訪問し、取り組みについて説明。「自治会の加入促進にも繋げたい」と抱負を語った。
関係者によると、現在は笹山地区や川島地区でも配布準備が進んでいるとのこと。区長は「とても良い取り組みなので、今後も広がってほしい」と話していた。
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