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保土ケ谷区版 公開:2013年10月31日 エリアトップへ

瀬戸ヶ谷町在住中山さん 地元散策用アプリを開発 保土ケ谷宿の名所を紹介

公開:2013年10月31日

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開発者の中山さん
開発者の中山さん

  区内瀬戸ヶ谷町在住の中山智仁さん(38)がこのほど、旧東海道の宿場町として栄えた「保土ケ谷宿」の見どころ等を紹介したスマートフォン専用の無料ソフトウェア(アプリ)「保土ケ谷歴史歩き」を開発した。アプリには区内の歴史的名所等が紹介されており、中山さんは「地元の歴史への興味を深めるきっかけになれば」と期待を寄せている。

 中山さんは、コンピュータシステムの開発や設計のプロジェクト管理等を行うシステムエンジニア(=SE)として都内の会社に勤めている。SE歴は約15年。そんなコンピューター開発のプロが製作にかかった時間はわずか1週間ほど。休日を利用して少しずつ開発を進めた。作業は全て1人で行ったという。

 中山さんが保土ケ谷に転居したのは約5年前。当時からこの街の歴史に興味を惹かれ、旧東海道や大名行列に関して調べ始めた。中山さんは現在、区が主催する地域活性の活動を行っている団体「宿場よりみち会」にも所属しており、この活動の中で「保土ケ谷には自分の街に興味がある人が多い」と感じたことが、今回のアプリ製作のきっかけとなった。

独自の「見どころ紹介」も

 今回製作したアプリは、旧東海道の宿場町、保土ケ谷にある歴史的見どころを紹介する無料ガイドアプリ。ダウンロードして地図上の赤いピンが立てられた「見どころ」をタップすると、その場所の名称や説明文が表示される。更に「グーグルストリートビュー」にも対応しており、周辺の様子をリアルな画像で見ることができる。「見どころ」の数は全部で33カ所。このうち保土ケ谷区が発行しているガイドマップから引用したものが31カ所で、あとの2カ所は中山さん自身が気になっていたという「保土ケ谷橋」と「茶屋町橋」が追加されている。紹介されているのは、境木地蔵尊から天王町にある橘樹神社までのエリアが中心。中山さんは「散歩の時にこそ使ってほしい」と話している。

保土ケ谷の歴史に興味を

 開発期間を振り返り「1番大変だったのはアメリカと日本に時差があること」と、苦笑いした中山さん。今回のアプリはアップル社が販売するスマートフォン「iphone」でのみ利用が可能で、一般向けに配信するにはアップル社の許可を取らなければならない。そのやり取りは全てパソコン上で行われるため、情報の受け答えには時間がかかり、アプリの製作自体は1週間程で終了したが配信までには約1カ月を要した。

 無事リリースを終え中山さんは「保土ケ谷の歴史が好きな人に喜んでもらえるのでは」と手応えを口にしていた。

「保土ケ谷歴史歩き」の画面
「保土ケ谷歴史歩き」の画面

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