保土ケ谷警察署(森元博署長)は6月27日、振り込め詐欺を防いだとして、区内在住の田川悦生さん(82)、横浜信用金庫西谷支店の大貫希美佳さん、横浜銀行保土ヶ谷支店の寺嶋正彦支店長の3人に感謝状を贈呈した。
田川さんは外出するため家を出たところ、近所の女性に、「保土ケ谷警察から電話があって、カードが不正に使われているみたいで。金融庁の人が家にカードをとりに来る」と伝えられたという。「金融庁が来るはずはない」と思った田川さんは、気が動転している女性に代わり、家に来た金融庁の職員を名乗る若い男性に、「名刺がほしい、身分を証明するものはないのか」と話しかけ、警察に通報。男性はすぐに逃げてしまったという。田川さんは「何十年もの付き合いだから女性から相談されたのだと思う。近所付き合いは大事だと思った」と話した。
また横浜信用金庫の大貫さんは、「孫のマンション購入資金が必要で定期を解約したい」と来た女性の話を不審に思い、警察に通報したところ、その後の話で架空請求詐欺だとわかった。
今年に入り6回目の阻止となる横浜銀行保土ヶ谷支店は、多額の現金を引き出す理由を話さなかったので、不審に思い警察に通報。オレオレ詐欺と発覚した。
森元署長は、「県下で振り込め詐欺は多発している。電話に出たら最後。常に留守電に設定してほしい」と話していた。
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