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南米の都市スラムを支援 横国大生らが資金協力呼びかけ

社会

掲載号:2018年5月31日号

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プロジェクトの舞台となるカテウラ地区(写真上)での生活支援プログラムについて現地の若者と話し合う学生ら(同右)
プロジェクトの舞台となるカテウラ地区(写真上)での生活支援プログラムについて現地の若者と話し合う学生ら(同右)

 横浜国立大学の学生らを中心としたグループが南米・パラグアイ共和国の都市スラムで今年8月から11月にかけて挑戦する、生活改善プロジェクトへの協力を呼びかける運動をインターネットを通じて出資者を集う仕組み「クラウドファンディング」(CF)を使い展開している。

 パラグアイの首都アスンシオンから車で数十分ほどの所に位置する「カテウラ地区」は首都から排出されるごみの集積地で、ごみがあちこちに高く積まれている。この山に紛れ多くの貧困層の人々が不法占拠という形でこの地域に暮らしている。この都市スラムが国大生らが生活改善プロジェクトを展開する舞台だ。

同世代の若者に共鳴

 支援活動を展開するのは同大大学院教授の藤掛洋子氏が代表理事を務め、1995年から同国の非日系農村部に暮らす子どもたちを支援するNPO法人「ミタイ・ミタクニャイ子ども基金」。この学生部に属する15人が中心となり協力を呼びかけている。

 これまで幼稚園や小学校を建設するなど同国内で支援をしてきている同基金では、都市スラムと化していたカテウラ地区の調査を2011年から開始。ヒアリング調査を進める中で、NGO団体を立ち上げた同地区出身の若者たちと出会い、「自分が生まれ育った地域を良くしたい」という同世代の思いに触れ共鳴を受けたという。

 約2年の月日をかけ共同で調査を行い、話し合いを重ねた両者はカテウラの子どもたちに基礎的な学習指導、勉強の楽しさを知るための演習・実験などを小規模単位で実施。また栄養教育に加え、性教育や若年妊娠防止のためのミニ講座、薬物患者への傾聴など、地区が抱える問題を解決するための基礎的な生活支援を展開してきた。

目標額は150万円

 基金では現地NGOと共同で今年8月から11月にかけてカテウラ地区で大規模な生活改善プロジェクトを展開する計画となっている。今回、支援を呼びかけているのはこのプロジェクトの運営資金で目標額は150万円。集まった支援金で「教育支援」「健康支援」「職業支援」などの講習会やワークショップを開く予定で、講師への謝金や講習会場費などに充てられる。

 CFは事前に設定した目標金額に1円でも満たなかった場合、賛同者に返金される仕組みとなっている。今回のCFは購入型で3千円から100万円までの支援コースがあり、支援額に応じて返礼品が用意されている(【URL】https://readyfor.jp/projects/cateura-mitai参照)。支援金の受け付けは7月22日までで5月28日現在、すでに目標額に迫る寄付金が寄せられている。

 同大4年生で基金の広報を担当する齋藤誠仁さんは「現地の人たちがスラムから抜け出すための第一歩」とプロジェクトを位置づけ、「継続的に生活改善を図るためには現地の人たちが自らの手で教育できる環境を整えることが欠かせない。カテウラで暮らす社会的に差別されている若者たち、そして住民たちが知識と技術を獲得し、尊厳を持って生きることができるようになれば」と話す。問合せは広報担当・齋藤さん【携帯電話】090・3591・1080へ。
 

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