経済産業省が社員の健康に配慮した取り組みに努める企業を選定する「健康経営優良法人」の中小規模法人部門の中で特に優良な500社に付与される「ブライト500」が決定し、保土ケ谷区からは新井町の「(株)ヨコレイ」と和田の「(有)オハナ」が認定された。
健康経営とは会社経営に社員の健康増進を盛り込んだもので、経済産業省では定期健診受診率、食生活の改善、運動機会の増進などの各項目を点数化して優良法人を認定している。ブライト500は、その優良法人の中で、さらに優秀な500社に贈られた。
課題に合わせ対策
『設備のコンビニエンスカンパニー』として建築設備の依頼を受ける(株)ヨコレイ(有井清代表取締役)が健康経営に取り組みはじめたのは2003年。ベテランの社員が体調を崩したことをきっかけに「お客様に貢献できる会社であるには、社員の健康が不可欠」と考えたことが理由だった。まずは喫煙に対する取り組みからスタートし、健康セミナーや運動機会の提供、体組成計の貸与など、社員の生活や健康課題に合わせて対策を行う。
有井代表は「今後も社員が健康を『自分事』と捉えてもらえるよう、真摯に取り組みたい」と話している。
ユニークな仕組で増進
(有)オハナ(牧野禎司郎代表取締役)は区内3店舗、戸塚区4店舗のマクドナルドをフランチャイズ経営している。
離職率が高く、人手不足が問題となっている飲食業界。「心と体の健康と退職率は密接に関わるのでは」と考えた牧野代表は、会社の方針を『魅力ある職場の実現』として健康経営に取り組んだ。スタッフルームの壁には、1日に必要な野菜の摂取量をサイドメニューのサラダの数で表すなどユニークな仕掛けも多数。体を動かすイベントや健康講座も続けてきた。現在ではアルバイトの離職率は県内のマクドナルドでも1、2を争うほど低いという。牧野代表は「自身の健康も仕事も楽しみながら取り組んでもらえるよう、全社員を巻き込んでいきたい」と話した。
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