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小学生をメインターゲットとした保土ケ谷区役所主催の謎解きイベント「なぞ解き!ほどがやアドベンチャー2」が昨年に続き9月20日まで開催されている。「謎解き」好きの区職員が問題を考案した本格イベントだ。
協力し合って謎を解く「リアル脱出ゲーム」や、商店街や行政による街歩き型の探索イベントなど、数年前から全国的にブームとなっている謎解きイベント。
保土ケ谷区役所では人を一カ所に集めるイベントにコロナ禍で制限がかかるなか、これまで公会堂などで行っていた環境学習や歴史講座の事業を、密集を作りづらい周遊型の謎解きイベントとして昨年からリニューアルした。小学6年生を主な対象とし、夏休みに合わせて7月〜9月の期間で専用台紙を配布し実施している。
初回の昨年は「エコとまちあるき」をテーマにクロスワードパズルや天王町駅周辺のスポットを調べる問題を用意。約800人が参加した。
今年はSDGsの視点による温暖化対策行動と保土ケ谷の歴史をメインテーマに、参加者は「ほどがやSDGs研究所」の見習い隊員として謎解きに挑戦。SDGsを題材にしたすごろくや、保土ケ谷のまちや歴史がカギとなるクイズや迷路を解き進めることでキーワードを集めていくという内容だ。相模鉄道(株)や保土ケ谷消防署も問題作成に協力している。
「脱出ゲーム好き」職員が考案
こうしたイベントの場合、多くは主催者から業務委託を受けたイベント会社などのプロが謎解きの中身を作成することが多い。しかし保土ケ谷区の場合、初回から区政推進課の職員が自力で問題や仕掛けを考えている。
昨年に続いて中心となり準備を進めてきた遊亀佳孝さんの趣味は、脱出ゲーム巡り。自身の経験を活かして境木地蔵の伝説や古くから残る地名などをイベントの中に取り込んだ。
謎解きの中身は参加してのお楽しみだが、遊亀さんは「上手い謎解きはそれまでの問題が最後の謎のヒントになっている。クリアしたときに『こうなっていたんだ』と気持ちよくなってくれると嬉しいです」と話す。今年から参加しSDGsが題材のすごろく部分を企画した橋本有美さんは「遊びながら自分事としてSDGsを考えるきっかけになれば」と呼びかけた。
問題用紙は区役所など区内公共施設のほか、相鉄線・JR線の区内駅でも配架中。区役所ホームページからもダウンロードできる。最終ミッションを解いてキーワードを応募すると、抽選でそうにゃんグッズなどがもらえる。イベントに関する問い合わせは区政推進課【電話】045・334・6227へ。
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