神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2024年1月25日 エリアトップへ

新井町風の丘 だるま市に出品 白根不動尊で28日

文化

公開:2024年1月25日

  • X
  • LINE
  • hatena

 新井町にある障害福祉サービス事業所「風の丘」(運営/社会福祉法人白根学園)で働く知的障がい者らにより制作される「白根だるま」が、初不動となる1月28日(日)に開かれる白根不動尊(旭区白根3の26の1)のだるま市で販売される。

 知的・身体障がい者が在籍している「風の丘」ではボールペンの組み立てや封筒製作、パソコンの解体などの業務に60人が従事している。50年ほど前から続く「白根だるま」の制作はその業務の一つだ。現在は20代から60代の利用者15人が作業に従事し、高さ10cm・幅11cmの1号だるまから、高さ43cm・幅37・5cmの15号まで16種類。招き猫や干支だるまのほか、豆だるまなど、バラエティーに富んだ商品を生み出している。

完成まで1カ月

 素材となる紙製の卵パックを1日4時間、手やシュレッダーで細分化し、水に浸し成型、自然乾燥させた後、再び成形する作業を繰り返す型作りには1週間を要する。その後、色を塗りやすくするため上張り用の紙をだるまの型に重りとなる粘土を底に貼り付ける。

 その上で下塗り、上塗りの工程を経て仕上げの「顔書き」。全ての工程が手作業で、15号のだるまが完成するまでには1カ月かかるという。

1年かけ600体

 白根神社氏子会が主催する「だるま市」は新春の風物詩となる祭事だが、一度、途絶えてしまった歴史がある。これを惜しむ声が地域から上がり、当時、開所したばかりだった同学園では「地域に何か貢献できないか」と白根だるまの制作を開始。これを機に、だるま市が復活した。

 だるま作りは本来、門外不出の技術とされるが、当時、風の丘のスタッフらは、だるま制作にあたり、相州だるまの元祖で明治時代から伝わる「長嶋家」(平塚市)に通い詰め、教えを乞い、だるま作りの基礎を習得。利用者が製作できるようにオリジナルの製法へと移り変わった。

 毎年、600体を製造し、白根不動尊のほか、緑区の鴨井林光寺のだるま市や横濱酉の市などにも出品している。白根不動尊のだるま市は午前9時から午後3時まで。

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

有井さんに国交大臣賞

新井町空調設備会社

有井さんに国交大臣賞

地方業界の振興に寄与

7月25日

家庭持ち帰り可能に

市立学校の学習用端末

家庭持ち帰り可能に

市教委「主体的な学びを」

7月25日

橘中吹奏楽部を指導

神奈川フィル

橘中吹奏楽部を指導

区との協定締結で実現

7月18日

全校実施へ計画前倒し

市立中不登校生徒支援事業

全校実施へ計画前倒し

「重大事態の調査結果」受け

7月18日

公式キャラデザイン公募

保土ケ谷区

公式キャラデザイン公募

決定は区民の投票で

7月11日

市、テレビで自動通知

緊急情報

市、テレビで自動通知

事業促進へ端末費用補助

7月11日

あっとほーむデスク

  • 6月20日0:00更新

  • 6月13日0:00更新

  • 5月16日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年7月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook