保土ケ谷中学校の野田悠心さん(2年)が「全国選抜ジュニアテニス選手権神奈川県予選大会」の14歳以下男子シングルスで優勝し、4月に群馬県で行われる関東予選大会に出場する。持ち味の守備から試合の流れを引き寄せるプレーで、関東制覇を目指す。
同シングルスには、県内ランキングの上位選手が出場。64人がトーナメントで優勝を争った。野田さんは決勝で川村准椰さんに2対0で勝利し、県予選大会を制した。
体調不良に動じず
野田さんは中学1年の時に全日本ジュニアで16強入りを果たすなどの成績を残してきた。だが、県規模の大会で優勝したのは初めてだといい、喜びをあらわにする。
一番の山場となった試合は、勝てば関東予選大会出場が決まる3回戦。勝利目前のところで急な体調不良に見舞われた。アクシデントの中、「今までの厳しい練習を乗り越えられたから大丈夫」と自身に言い聞かせてプレーを続行。気迫で競り勝ち、その勢いのまま優勝を果たした。
週6回一日3時間、都筑区内にあるテニススクールで腕を磨く。コーチから、コートの隅々に打ち込まれるショットを打ち返すなどの厳しい練習に取り組んでいる。こうした練習でスタミナを強化し、試合終盤での粘り強い守備に生かされているという。今はネット付近での得点頻度を上げる練習に力を入れ、プレーの幅を広げる。
身近な応援を力に
躍進の支えとなっているのが父・瑞樹さんと母・亜矢子さん。体重増加を目指す野田さんのため、たんぱく質が豊富な食事を提供したり、テニススクールの送り迎えをするなどしてサポートする。野田さんは「両親、中学校の先生、友人などの身近な人からの応援が力になる。関東予選大会でも優勝を目指し、周囲に恩返ししたい」と意気込みを語る。
関東予選大会は群馬県高崎市で、4月5日から7日まで行われる。
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