横浜市児童遊園地の園内にある保土ケ谷プール=狩場町=が3月1日から家庭で不用になった未開封の食品や調味料などを集め、子どもや高齢者を支援する団体に配分する活動として注目を集めている「フードドライブ」の回収拠点となった。
フードドライブは1960年代に米国で始まり、世界各地に広まったとされる。食品会社などから規格外品などを提供してもらう「フードバンク」に対し、フードドライブは個人による寄付が主体。新型コロナウイルス感染症の影響などで、経済的に苦しい状況にあるひとり親家庭などへの心強い支援にもなっている。
受け付けるのは賞味期限が2カ月以上あり、常温保存が可能な未開封の食品。5月31日(金)まで寄付を受け付ける。問合せは同プール【電話】045・742・2003へ。
1人あたり年間23kg
市資源循環局3R推進課によると「食べ残し」や「手つかず食品」、野菜・果物の皮をむきすぎる「過剰除去」など、本来はまだ食べられるにもかかわらず廃棄されている食品が、市内の家庭から出される燃やすごみの中には年間およそ8万7千トンも含まれている。
この数字を市民1人あたりに換算すると約23キログラムもの食料が手つかずの状態で捨てられている計算で、おにぎりに例えると約230個分になる。金額にすると約1万8千円分もの食料が捨てられている計算になる。1万8千円は約3週間分の食費に相当する。
保土ケ谷区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|