神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2024年3月21日 エリアトップへ

福祉避難所 「災害弱者」受け入れ訓練 ケアプラや特養職員ら

社会

公開:2024年3月21日

  • X
  • LINE
  • hatena
「特別な配慮が必要」と判断された避難者を受け入れる訓練
「特別な配慮が必要」と判断された避難者を受け入れる訓練

 災害時に介護などが必要な高齢者や障害者ら「災害弱者」を受け入れる「福祉避難所」の開設・受け入れ訓練が3月13日、今井地域ケアプラザで行われた。保土ケ谷区内8つのケアプラザや区社会福祉協議会、区高齢・障害支援課の職員らで組織する地域活動交流コーディネーター連絡会が主催。関係者によるとこれまでは、各ケアプラザなどで訓練が実施されていたが、合同訓練で課題などを共有する形での実施は初めてだという。

 発災から13年が経った東日本大震災時には一般避難所での生活が長期化し、高齢者らが体調を崩すケースが問題となった。高齢化が進む地域を直撃した今回の能登半島地震では、福祉避難所となる施設そのものに被害が出ていたり、職員も被災していることもあり、受け入れが難しいケースも多発した。

区内には33カ所

 災害対策基本法は支援が必要な高齢者や障害者らを受け入れる「福祉避難所」の設置を自治体に求めている。保土ケ谷区では特別養護老人ホームやケアプラザなど33施設と協定を締結している。

保健師などが判断

 大規模災害の際、各小・中学校に地域防災拠点が開設される。要援護者向けの場所が確保されるが、高齢者や障害者、妊産婦、乳幼児などの中で「特別な配慮が必要で、地域防災拠点での避難生活が難しい」と保健師などの専門職が判断した場合、「福祉避難所」につなげる仕組みだ。

 施設やケアプラザ、市や区の職員ら37人が参加したこの日の訓練は、区から福祉避難所の開設要請を受けたとの想定で行われた。参加者はグループに分かれ、段ボールをつなぎ合わせて仕上げるパーテーションを使い、約2m四方の個別空間を製作。途中、エアーマットに空気を入れ過ぎたり、パーテーションの組み立てに時間を要した。

 受入スペースを確保すると、避難者の受け入れ対応を確認。地域防災拠点で保健師が「特別な配慮が必要」と判断し、移動してきた避難者にはスムーズに対応したものの、福祉避難所の位置づけを理解していない地域住民への対処などに苦慮する場面も見られた。

認知度15%

 参加者の一人は「今回の経験を持ち帰り、職員間で共有したい。福祉避難所に入れる条件を理解していない人が押し寄せることも考えられ、その対応策を考えておくことも必要だと感じた」などと訓練を振り返った。

 市が2021年に行った市民アンケートによると、福祉避難所の意味を知っていると答えた人は15・1%にとどまる。圧倒的に認知度が低く、存在を知ってもらうことも大きな課題となる。

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

「地場ワイン」今年も上々

「地場ワイン」今年も上々

原料は川島町のぶどう

4月18日

保土ケ谷は50年で25%減

横浜市将来人口推計

保土ケ谷は50年で25%減

世帯数は2割ほど減少の見通し

4月18日

商店街舞台の演劇企画

元宝塚歌劇団大洋あゆ夢さん

商店街舞台の演劇企画

役者募集、町おこしに一手

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

75%が定住意向

保土ケ谷区区民意識調査

75%が定住意向

災害対策「何もしてない」3割

4月4日

4月から雇用率引上げ

障害者就労

4月から雇用率引上げ

市も企業啓発に注力

4月4日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook