プロの農家から「土作り」から「収穫」まで作業のノウハウを学べる『体験ファーム』と呼ばれる参加型農園がこの春、新規の募集を再開することになった。
区内「峰沢団地」のそばにある「みねさわファーム」(神奈川区羽沢町56-1)は横浜市の助成事業として、プロの考案する栽培計画に基づき参加者が技術指導を受けながら農作業を体験可能。教室方式の運営方式を採用しており、区画ごとに貸し出される一般的な市民農園とは異なり自由な作付けはできないが、水道やビニールハウス、苗や種、肥料、農具などといった必要な設備がほとんど整っているため気軽に始められるメリットもあり、利用者の数は年々増加している。
栽培野菜は20種類
地元初の”保土ケ谷区民向け体験ファーム”として、2010年春に開所した同所では、トマトやキュウリ、ナス、ピーマンといった夏野菜や、長ネギ、ほうれん草、小松菜等の冬野菜など、年間で約20種類の野菜づくりを体験できる。基本的に週末の午前中に栽培指導が行われ、それ以外の日にも参加者が好きな日に来園し、作業を行っている。
「幅広い利用を」
昨年は震災の影響もありPRを控えたため、参加者募集を行うのは2年ぶり。先生役を務める秋永恒太郎さん=写真左は「小さな子どもの自然体験から、セカンドライフを充実させたいお年寄りまで、幅広く活用してもらえれば」と話し、利用を呼び掛けている。
利用期間は1グループにつき年間4万円(種苗費等含む)。だが、年間20種類近くの野菜の栽培と収穫が楽しめる上、作業が進む中で収穫が近づいた苗木などは1本ごとに所有者を決め、各自ができた野菜をすべて持ち帰る事ができるため、スーパー等での小売販売価格を基にすれば「金額以上の野菜を持ち帰れるハズ」と秋永さんは説明する。
参加に関する問合せは専用FAX(上欄参照)で受付ける。また体験ファームの制度についての問合せは市北部農政事務所【電話】045・948・2479まで。
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