衆議院の任期が1年を切った。政界は衆議院の解散・総選挙に向けた動きが活発になっている。神奈川6区(保土ケ谷区、旭区)では9月10日現在、現職1人と元職1人、新人2人の4人が出馬の準備を進めている。
民主党が政権交代を果たした前回2009年の衆院選。神奈川6区は4人が立候補し、民主の池田元久氏(71)が公明の上田勇氏(54)を破り、ベテラン5期同士の接戦を制した。
7期目を目指す池田氏は、経済産業副大臣だった昨年の福島第1原発の事故発生直後、現地対策本部長を担当。現在は衆議院厚生労働委員長を務め、今回の国会で障害者総合支援法などの法案成立に注力してきた。池田氏は「明日の安心に向けて、実行力と責任ある政治を進めていく」としている。
公明党神奈川県本部代表の上田氏は、党首都直下地震対策本部長を務めるなど、首都圏全体の防災対策に取り組んできた。「強い経済を取り戻すための政策も、誰もが安心できる社会保障制度の構築も待ったなしの状況。その実現のために、ぶれない、責任ある政治と安定した政権が不可欠」と強調する。
前回の衆院選でも新人が出馬した共産党は、河治民夫氏(61)を擁立。1999年に旭区から市会議員に初当選し、2期務めた。昨年4月の市議選は次点で落選している。河治氏は「増税ストップと社会保障の充実に向け、大型公共事業などを削減し、大企業や富裕層に対する税制優遇を改めるべき」と訴える。
県内全選挙区で候補者擁立の意向を示すみんなの党は、青柳陽一郎氏(43)を5月に公認。元科学技術相の政策秘書、NPO法人役員などを務めてきた。既得権を打破する政治、行政改革などを掲げ、「しがらみなき政党、候補者として、地元6区で新しい選択肢、健全な保守の受け皿になりたい」としている。
橋下徹大阪市長が代表の日本維新の会は9月7日、公明党と選挙協力することで合意したが、具体的な内容はまだ決まっていない。
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