温泉に浸けても「異常なし」と確認
上星川のスーパー銭湯「満天の湯」で10月４日、「おっぱいリレー」の取り組みとして、人工乳房の入浴検証実験が行われた。
これは乳がん等で乳房を切断した人が、人工乳房で安心して入浴できるよう実施されているもので、今年で３回目。全国各地から85の温浴施設が参加し、グループごとに約１カ月かけて人工乳房をリレーする。
スタート地点となった同所では、お風呂業界のＰＲ活動を行っているアイドル「ＯＦＲ48」のメンバーで、同店勤務の喜多美月（みっきー）さんが検証に参加。天然温泉、漢方薬湯等に浸けても、変色や変形などが生じないことを確認した。
みっきーさんは「（人工乳房を）初めて触り、すごく本物に近くて驚きました」と話した。検証後、人工乳房と、みっきーさんがメッセージを記入したタスキが、鶴見区の銭湯「おふろの国」に届けられた。
満天の湯の統括総支配人・久下沼伊織さんは「お風呂業界は男性が多く、これまで乳がんについても知識がなかった。リレーを機に、人工乳房での入浴はもちろん、利用者の方に乳がん検診をＰＲできれば」と話していた。
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