峯小学校(中澤道則校長)では7月7日、地元格闘家を招き、5・6年生を対象にいじめや暴力を考える授業を行った。講師は、K-1選手で天王町にジムを開いている尾崎圭司さんと、第6代修斗世界フェザー級王者の勝村周一朗さん。
最初に児童らは、実際に戦っているときの映像を視聴。2人が登場すると大きな拍手が沸き起こった。目の前で尾崎さんは板割りを、勝村さんがスパーリングを披露すると、生徒たちは迫力に圧倒されながらも真剣な表情で眺めていた。
その後、パンチや蹴りの基本動作を習い、実際にミットを叩いたり、格闘家に体当たりしたりと、プロの格闘家と触れ合った。
ルール守る人が強い
体験のあと、尾崎さんは「今やった格闘技といじめの違いはなんだろう」と問いかけた。児童たちは積極的に手を挙げ、「正々堂々やっているかやっていないか」「ルールがあるかないか」などと発言。尾崎さんは、「その通り。格闘技にはルールがあるから、楽しくできるし、お互い一生懸命練習したうえで戦っている」と説明した。さらに「本当に強い人は心の優しい人」と話した。
勝村さんも、「けんかが強い人が本当に強い人じゃない。強い人は、ルール、約束、友達、家族などを守れる人」と訴え、「いじめにはルールがない。相手は悲しむし、自分も悲しくなる」と語った。
授業を終えた中澤校長は、「鍛錬を重ね結果を出してきたアスリートの言葉には説得力がある。これから生きて行く中で今日学んだことを思い出してくれれば」と話していた。
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