「保土ケ谷駅前で車が突っ込んだ。けが人が多数出ている。犯人は刃物を持っている」――。岩井町の聖隷横浜病院(林泰広病院長)で12月2日、テロ事件を想定した警察、消防との合同訓練が初めて実施された。
2019年のラグビーワールドカップや20年の東京五輪・パラ大会など今後控えている大規模イベントの開催を見据えた訓練で、関係機関の連携強化を目的とし企画されたこの日の訓練には病院関係者や警察、消防職員ら60人ほどが参加した。
訓練は五輪開催中にJR保土ヶ谷前で行われていたパブリックビューイング会場に車両が暴走し突入し多くのけが人が出たと想定。現場に急行した警察が刃物を持って暴れる犯人を制圧すると、消防は負傷具合により治療や搬送の優先順位を決める手法トリアージを実施、同院内では次々と運び込まれる負傷者の受け入れ、重症度に応じて施す処置などを確認した。
林院長は「声が小さくコミュニケーションに問題があった」と改善点を示し、宮代徹消防署長と保土ケ谷警察署の浅野貴和地域第一課長は「顔の見える関係が作れたことは大きな成果。課題を抽出しあい横断的に共有していきたい」などと話した。
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