保土ケ谷消防署(宮代徹署長)は5月24日、東京五輪などといった国際的イベントの開催を前に、テロ災害発生時における関係機関との連携強化や初動対応能力の向上を目的とした訓練を保土ケ谷公園で行った。
訓練には同署を含む消防関係機関を始め、保土ケ谷消防団など5機関約110人が参加。同公園内にあるサッカー場で試合が行われている最中に不審者が何らかの液体を観客席に散布し、多数の負傷者が発生したという想定で行われた。消防団による観客の避難誘導やドローンを飛ばして下のモニターで負傷者の状況を確認しながら化学防護服を着た消防隊員が負傷者を救出し、設営された有害物質の除染テントの中で除染。その後、横浜市立市民病院の医師や看護師による横浜市救急医療チーム(YMAT)に引き渡すなどといった流れで行われ、観客として訓練に参加した近隣の自治会関係者らが固唾を飲んで見守っていた。
宮代署長は「訓練を重ねるごとに関係機関の連携が取れてきている。今年、来年と大イベントがある中、それぞれが何をすべきか、確認して訓練を継続していければ」と話した。
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