神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2019年6月6日 エリアトップへ

横浜市 不要使い捨てプラごみ削減へ イオングループと連携

社会

公開:2019年6月6日

  • LINE
  • hatena
プラスチックごみで覆われる県内の河川の河口提供/公益財団法人かながわ海岸美化財団
プラスチックごみで覆われる県内の河川の河口提供/公益財団法人かながわ海岸美化財団

 プラスチックごみによる海洋汚染が世界規模で深刻化していることを受け、横浜市は6月を「よこはまプラスチック対策強化月間」と定め、環境分野などで包括連携協定を締結している流通大手イオン(株)と共に大規模なキャンペーンを展開している。1カ月間に渡り市内にあるイオン系列の356店舗で利用客にレジ袋など、使い捨てとなる「ワンウェイプラスチック」の削減を呼びかける。

 1日には市内イオン系列店舗でキックオフイベントを開催。市資源循環局の職員が海洋汚染の現状や削減に向けて市民レベルでできることなどを紹介する啓発活動を実施した。

クジラの胃からビニール片

 プラスチックごみが海中の生態系に大きな悪影響を与えることは、50年以上前から研究者らによって指摘されていた。近年になり、生態系への影響が可視化されるようになり、昨年8月に鎌倉の由比ガ浜海岸に打ち上げられたクジラの胃からビニール片が見つかったのを契機に国内でも海洋プラスチック問題対策に本腰を入れ始めた。

 世界規模でみると年間数百万トンものプラスチックが陸上から海洋へ流出していると推計されており、このままの状況が続くと2050年までに魚の重量を上回るプラスチックごみが海洋を占めると予測されている。

低い再生利用率

 プラスチック製容器包装は適正に分別することで再生利用が可能な素材だが、缶やビン、ペットボトルなどと比べると分別率が低い状況だ。横浜市資源循環局3R推進課によると2017年度に市内で家庭ごみとして排出されたプラスチック素材のごみは約13万トン。約7万トンが焼却処理されているが、この中に約2万9千トンが本来は分別されるべきプラスチック包装容器で、レジ袋が約8300トン含まれているという。

 キャンペーンでは各店舗でプラごみとレジ袋の削減を呼びかけるほか、マイバッグやマイボトル、スーパーで購入した商品をかごに入れた状態で持ち帰ることができる専用のかご「マイバスケット」の利用促進を図る。

 3R推進課の江口洋人課長は「プラスチックは私たちの生活になくてはならないものとなっている。今回のキャンペーンを通じて不要なプラスチックは断るというスタイルを少しでも浸透させることができれば」と話している。

昨年8月に鎌倉の由比ガ浜に打ちあがったシロナガスクジラ
昨年8月に鎌倉の由比ガ浜に打ちあがったシロナガスクジラ

保土ケ谷区版のローカルニュース最新6

横山剣さんら出演 年に一度の横浜感謝祭「ハマフェスY165」が5月25、26日に

壊れた玩具を「治療」

壊れた玩具を「治療」

ケアプラなどで開院

5月2日

「美味しいお米になあれ」

ほどがや元気村

「美味しいお米になあれ」

児童40人が伝統農業体験

5月2日

ズーラシア動物園で公演

ズーラシアンブラス

ズーラシア動物園で公演

5月19日に

5月2日

横浜・大佛次郎記念館で仏画家 ポール・ルヌアール没後100年企画展

子育て手続き スマホで

子育て手続き スマホで

市、6月末にアプリ配信

5月2日

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

保土ケ谷区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook