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保土ケ谷区版 公開:2020年4月23日 エリアトップへ

初音丘学園 倉庫から防護服155着 区医師会に寄贈

社会

公開:2020年4月23日

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渡邉園長(右)から防護服を受け取る区医師会の藤原事務長(左)
渡邉園長(右)から防護服を受け取る区医師会の藤原事務長(左)

 保土ケ谷区内で幼稚園を中心に子育て支援・教育施設を展開している初音丘学園(渡邉啓一理事長)が4月17日、新型コロナウイルスの感染患者などの治療にあたる医療従事者が使用する感染防護服155セットを一般社団法人横浜市保土ケ谷区医師会に寄贈した。

 中間的避難所に位置付けられている初音丘幼稚園の園庭には備蓄倉庫が設置されている。防護服はかつて県から譲り受けたもので、水や毛布、非常食、ソーラー発電機などと共に倉庫で保管。園児が体調を崩した際の嘔吐物の処理の際などに使用していた。

 長期化の様相を呈しているコロナウイルスとの戦いの最前線である医療現場で物資が不足し、防護服の代替として雨合羽を充てるケースも出てきていることを受け、園では区医師会に防護服の寄贈を申し出た。

 この日、初音丘幼稚園を訪れ、防護服を受け取った同会の藤原孝事務長は「防護服を含め医療物資は市内の病院でもかなり不足している状態にある。そんな中で本当にありがたい。区医師会に加盟する111の診療所に提供したい」と話した。一方、同園の渡邉結園長は「園でお預かりしている子どもの保護者の中には医療従事者として現場に立たれている方もいらっしゃる。少しでも力になることができ良かった」と話した。

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