神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2021年1月14日 エリアトップへ

スギ花粉 「例年並みの飛散量」 県自然環境保全センターが見通し

社会

公開:2021年1月14日

  • LINE
  • hatena

 今春のスギ花粉飛散量に関し、県自然環境保全センター(厚木市七沢)はこのほど、「ほぼ例年並み」との予測を発表した。調査は県内の森林地帯を4つの地域に分類し、合計30カ所で実施。それぞれのポイントで40本のスギを抽出し、双眼鏡などで1本ごとに着花状況を4段階で点数化し、その平均値を調査箇所の着花点数とした。今回の調査で30カ所の平均値は48・7点で、過去24年間の平均44・8点を上回ったものの、過去5年では中間の値だった。

 スギは2月から4月に花粉を多く飛散させる。花粉を飛散するのは雄花のみで、この着花量を調査することで花粉飛散を予測する取り組みを県は1997年度から毎年実施している。今年度も昨年11月に県内30カ所の測定ポイントで、着花状況を調査した。

夏場の気象が要因

 同センターによるとスギの雄花の着花形成は花粉が飛散する前年夏の気象条件との相関が高く、気温が高く、少雨で日照時間が多い時は着花形成が促進され、雄花が多く着く傾向にあるという。

 昨年は7月の気象状況をみると平均気温は平年の96%だが、降水量は217%と平年の倍以上で日照時間は平年の33%と雄花の着花が少なくなる気象条件だった。8月は平均気温は平年の109%と大幅に高く、降水量は平年の14%と極端に少なく、日照時間は平年比147%と雄花の着花が多くなる気象条件が整った。同センターでは「7月、8月で極端に異なる気象要因だったが、結果的に平均程度の着花になったと推定される」としている。

今春1万本出荷

 同センターでは花粉の発生源対策として花粉の少ないスギ・ヒノキの品種の選抜と実用化などを行っている。また花粉を飛散させない「無花粉スギ・ヒノキ」の開発も進めており、今年の春には1万本程度の苗木を生産する予定となっている。
 

保土ケ谷区版のローカルニュース最新6

横山剣さんら出演 年に一度の横浜感謝祭「ハマフェスY165」が5月25、26日に

壊れた玩具を「治療」

壊れた玩具を「治療」

ケアプラなどで開院

5月2日

「美味しいお米になあれ」

ほどがや元気村

「美味しいお米になあれ」

児童40人が伝統農業体験

5月2日

ズーラシア動物園で公演

ズーラシアンブラス

ズーラシア動物園で公演

5月19日に

5月2日

横浜・大佛次郎記念館で仏画家 ポール・ルヌアール没後100年企画展

子育て手続き スマホで

子育て手続き スマホで

市、6月末にアプリ配信

5月2日

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月27日~5月31日

保土ケ谷区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook