保土ケ谷警察署の発表によると、区内における2020年の交通事故の発生件数は408件。前年と比較すると69件減少した一方、死亡者は5人で、前年と比べ4人増加した。
きょう15日までは、春の全国交通安全運動が実施中だ。本紙では、区内の事故の特徴や対策について、保土ケ谷警察署の新井滋文署長にインタビューを行った。
--区内の事故の特徴を教えてください。
「保土ケ谷区は山坂の多い地形の影響か、他地区と比較して二輪車事故が多い傾向にあります。昨年発生した408件の事故のうち、二輪車が関係する事故は175件。構成率に換算すると約40%です。
今年に入ってからも、3月末までに112件の交通事故が発生しています(速報値)。うち、45件は二輪車が関係する事故です。特に、交差点で右折する車両と直進する二輪車の間で起こる『右直事故』が多いです」
--保土ケ谷警察署ではどのような対策を行っているのですか。
「事故の多い通勤・通学の時間帯に合わせ、ドライバーに注意を呼び掛けるハンドプレートを持って啓発活動を行うなど、対策を行っています。交通安全協会や安全運転管理者会など地域の皆さんにもご協力いただきながら、継続した啓発活動を行います」
--事故を防ぐために特に気をつけることを教えてください。
「国道1号線や環状2号線など幹線道路は走りやすいですが、くれぐれもスピードを出しすぎないように注意しましょう。二輪車のドライバーには胸部や脊椎を守る『バイク用プロテクター』の装着も効果的です。歩行者は乱横断せず、必ず横断歩道を通行すること。また新年度となる春は新入学児童の事故も懸念されます。悲惨な事故を防ぐためにも、一人ひとりが事故を起こさない・事故に遭わないという意識をもって交通安全に努めてください」
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