画面越しに子どもたちのようすを見ながら調理を指導するスタッフ
保土ケ谷区内で２つの幼稚園などを運営する学校法人初音丘学園（渡邉啓一理事長）の認可保育園・ピッコリーノでこのほど、ビデオ会議システム｢Ｚｏｏｍ｣を利用して親子を対象にした料理教室が開かれた。
定期的に園庭を開放するなど、地域の子育て世帯を支援する取り組みを展開する同学園では、食育活動にも力を注いでいる。料理教室は「地域の子育て家庭に対して新たな交流の場、子育て支援の場を提供しよう」と昨年度から始まった取り組みで４回目。
園児や地域に暮らす親子が参加したこの日は、写真映えすると人気の握らないおにぎり「おにぎらず」を調理。アレルギーで悩む当事者や家族の助けとなり、地域で助け合える輪を広げるコミュニティ作りを進める団体「よこはまアレルギーラボ」の環境アレルギーアドバイザーが監修したメニューを、園の管理栄養士らから画面越しに指導を受けながら仕上げ、父の日に合わせ、各家庭で父親らにプレゼントされた。
調理の途中には使用した食材の原材料表示をもとに、７大アレルゲンに関する解説や野菜を使った栄養価の高いスープなどの紹介も盛り込まれ、親子にとって有意義な講座となった。
次回はハロウィンの時期に合わせ、料理教室が予定されている。
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