神奈川県出身のシュウマイジャーナリスト・研究家、シュウマイ潤さん(本名・種藤潤)の初となる著書『シュウマイの本』(産業編集センター)が、12月15日に発売された。
茅ヶ崎市生まれの種藤さんは、横浜国大卒業後、フリーランスとして取材執筆を行う。2015年頃からシュウマイ研究を開始し、SNSで情報を発信。以来「365日毎日欠かさず、時に3食シュウマイ」という生活を続け、これまでに約1000種類のシュウマイを食べてきた。TV番組『マツコの知らない世界』をきっかけに、様々なメディアに出演。シュウマイの活性化をより多くの人や団体、企業と取り組むため、20年に「日本シュウマイ協会」を設立した。
食文化と歴史紐解く
同書では、町中華の名物からご当地もの、固定観念を打ち破る次世代、定番の冷凍食品まで、種藤さんがこれまでに食べてきた全国各地の至高のシュウマイを一挙紹介。約6年間の食べ歩きデータを基に、お笑いブームさながらの「第一世代」から「第七世代」に世代分けし、シュウマイの奥深い歴史を紐解いた。皮や具、からし、食べ方のアレンジなどについてのコラムも充実しており、写真やイラストと共に楽しく読めるようになっている。
「これまでシュウマイに特化した文献がなく、執筆の際に行った調査で新たに分かったことも。おそらく日本で初めての1冊まるごとシュウマイ本では」と種藤さん。「改めて『横浜はシュウマイのまち』と実感しつつ、中華街、崎陽軒のシュウマイがさらに美味しく感じていただけること間違いなしです。ぜひおためしくだ、シュウマイ」と話している。
アマゾンや書店で販売中。全176頁、四六判。税込1760円。
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