放課後に公園やコンビニエンスストアの前で過ごしている生徒を見て、「居場所」の必要性を感じた地域住民らが中心となり立ち上げたNPO法人が運営を手掛ける「そらカフェ」が橘中学校に開設され、5月18日から始動した。
初日は90人近い生徒が来所。ゲームや読書などで思い思いに放課後の時間を過ごした。法人の水信理恵理事長は「やっとスタートラインに立てた。楽しんでくれている姿を見て安心した。家でもなく、教室でもなく、『第3の居場所』として過ごせる場所にしていきたい」と話した。今後は毎週水曜日の放課後にカフェをオープン。「気軽に話ができる大人がいる場所」として生徒の相談にも耳を傾けるという。
開設に先立ち、「そらカフェ」の運営に賛同する団体や企業から物品が寄贈された。川崎市の「JFEスチール京浜労働組合」からは「小さな善意で大きな愛の手を」を合言葉に、組合員のポケットや机の中に眠っている小銭を「寄付金」として集め福祉施設などに贈る活動の一環として、ノートパソコンの寄贈を受けた。また、教育機関向けの教材をはじめ事務用品などの販売や修繕工事などを手掛ける新桜ケ丘の「グランコーヨー株式会社」からは消毒液や文房具などが贈られた。
「学校に行きづらい」そんな保護者の集い
同法人では毎月第3木曜日に学校に行きづらい子を持つ親を対象にした「保護者のつどい」を開く。次回は6月16日で時間は午後1時30分から4時まで。会場は新桜ケ丘パートナー(新桜ケ丘1の47の26)で参加費無料。水信理事長は「同じ立場の保護者が不安に思うことや情報を交換し、ほっと一息つけ、気持ちが楽になれば」と話す。参加申し込み・問い合わせなどはメール【メール】tachibanasora2021@gmail.comへ。
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