高津物語 連載第八九六回 「高津甚句」
「高津踊り」と「稲毛節」の二作は、二子在住の日本民謡歌手・佐々木盛次さんの強い要望があって、角海夜詩次氏が作詞、ポリドール・レコードから発売された。
歌っているのは、佐々木盛次さんである。
佐々木さんの歌う「高津踊り」は「高津区民祭」の定番中の定番で、毎年七月下旬に開催される高津区民祭のメイン会場の大山街道で、「高津踊り」のレコードが常時流れているから、聞かれた方も多いと思う。
佐々木さんの歌う『高津甚句』―そもそも「甚句」とは「地の句」の意味で、また、越後の国の甚九という人が歌い始めたものだ―ともいわれている。
越後地方の代表的民謡とも、また七・七・七・五の四句からなる「盆踊り歌」だとも、いう人がいる。
「高津甚句」
一、江戸の名残をナー
二子でとめてヨー
粋なうわさは高津娘
キタサッサ
なりの良いのを
お嫁にもろか
ソレヨーイト ヨイト
二、住めば都とナー子母口
富士見ヨー
夢も宝も 高津に残る
キタサッサ
弟橘の 姫ものがたり
ソレヨーイト ヨイト
三、いわれ伝えてナー
自慢の華はヨー
街に織りなす
高津の祭り
キタサッサ
忘れ得ぬ人
独歩が記す
ソレヨーイト ヨイト
四、溝の口からナー
歴史が眠るヨー
南武 東急が
高津を興し
ひびく囃子に
目覚めた街よ
ソレヨーイト ヨイト
高津は昔から民謡が盛んで佐々木盛次氏の「佐々盛会」、民謡歌手・原田直之さんが昔溝口で謡っていた関係で『原田民謡研究会』(代表原田寿悦氏)、関口会・関口重夫氏、津軽三味線「緑重会」、関口哲弘氏「関口会」、小山貢葉氏「貢葉会」、藤本秀暁氏「秀暁会」も、「NPO法人高津区文化協会」会員として活躍されている。
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