郷土史には記録されない、たかつの記憶をたどる まちのこぼれ話 第11話 その1 沼田忠男さん
◆子どもの頃の思い出
このあたりは静かでしょう。近くに幹線道路もないし、閑静で住みやすいところですよ。前に住んでいた家は築百年でした。ずっと蟹ヶ谷に住んでいます。昔はここから武蔵中原の駅が見えましたね。私は五人兄弟の長男です。昔はどこも農家でね。蟹ヶ谷には15〜16軒の家がありました。昭和30年代に都市化されて家や工場が増えたりするのですが、それまではひっそりとした田舎でしたね。子どもの頃は家の周りや畑や山で遊びました。ベイゴマやメンコ、山ではチャンバラごっこをしてね。でも農家でしたから、日曜日は家の手伝いです。うちでは米のほかトマト、きゅうり、茄子、ほうれん草、大根、小松菜などの野菜を作り、市場へ運ぶ手伝いをしました。リアカーの後押しです。市場は沼部(大田区)そして新丸子にありました。車がないから歩くしかないのですが、山で遊んでも、家の手伝いはよくしたものです。牛も一頭飼っていました。米作では牛を田んぼに入れて力仕事をしてもらうのです。ただ牛は繋いでも逃げようとするから大変でしたね。エサも与えないといけないし肉体労働でした。
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