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郷土史には記録されない、たかつの記憶をたどる まちのこぼれ話 第13話 その5 斉藤 二郎さん

掲載号:2020年8月21日号

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◆鮮明に残る記憶

 大山街道は昔砂利道でした。6月頃になると夜が明けるのが早くなりますが、そうすると牛車をひいて、元石川とかね蔵敷だとかこの奥の方から東京へ「肥引き」をしていました。樽を、いくつも牛車に乗せて東京まで行くのです。そして東京で人糞をもらって帰ってくる。当時、人糞は大切な肥料でした。肥やしを牛車でとりにいっていたのは、やはり戦前ですね。戦後もあったかもしれませんが、戦前の記憶として鮮明に私の頭に残っています。朝4時頃になるとガラゴロガラゴロ出かけていって、9時頃に帰ってくる。それは何台も連ねていきました。

 戦後の農地改革(農地解放)で、農地は政府が買い上げて、小作人に売り渡されました。斉藤家の土地も平地でね、平地は1反、2反って勘定されるのですが戦後、小作人に貸していた土地の大半が強制的に買い上げられてしまいました。

 牛車を引いて肥引きをしていた、元石川だとか蔵敷だとか柿生だとか、向こうの方は、山でした、山林は一丁、2丁って勘定するので桁が違うのです。だから農地解放で地所を手放すこともなく、今でも広い土地が残っています。祖先が苦労して残してくれた土地を維持している人に、「今は悠々とやっているけれど、ご先祖さんへの感謝を絶えず、心の底に残しておいた方がいいよ」って。つい余計なことをいってしまいます。
 

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