3月31日告示、4月9日投開票の神奈川県議会議員選挙に向け、高津区では定数3に対し、現職2人、新人3人が立候補を表明している。8年ぶりに投票が行われた前回(2019年)同様、今回も激しい戦いが予想される(3月6日起稿)。
3議席を争う今回の県議選。現職は、自民党の小川久仁子氏(6期・70)、立憲民主党の斉藤尊巳氏(3期・46)が立候補を表明し再選を目指す。また新人は、自民党2人目の公認となる小野倫太郎氏(45)、共産党が擁立する野末明美氏(58)、日本維新の会の元職・日浦和明氏(46)の5人が立候補を表明している(本紙調べ)。
各陣営の主張
立候補予定者の重点施策などは以下の通り(掲載順は現職=当選回数、新人=五十音順)。
小川久仁子氏は6期24年の議員キャリアを活かし「差別のない平等な社会を目指す」と、新たな挑戦の姿勢を見せる
斉藤尊巳氏は二児の父として未来への責任を果たすべく、財政健全化や地域の安全・安心確保、物価高対策等を訴える。
小野倫太郎氏はデジタル化推進による地域活性化や社会課題解決、行政改革等を掲げ未来に希望の持てる県政を目指す。
野末明美氏は医療従事者、三児の母として「命と健康を守り、子育てと暮らし安心、教育充実の神奈川県」を標榜する。
日浦和明氏は「教育無償化など、子育て世代への投資や減税、積極財政などを行い成長する日本を取り戻す」と訴える。
前回の県議選(2019年)は8年ぶりに投票が行われ、現職の小川氏と斉藤氏が議席を確保。定数1増となる3議席目を3人の新人が争った結果、市議からの転身を図った石田和子氏が激戦を制した。石田氏は今回不出馬を表明している。
前回県議選投票率は「40・06%」
今回選挙の区内選挙人名簿登録者数は19万1762人(2023年3月1日現在)。前年同時期との比較で171人の減少となっている。高津区の前回県議選の投票率は40・06%だった。
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