志高く真摯に市政へ 市政リポート㉟ 環境エネルギー推進事業について 川崎市議会議員 さいとう伸志
川崎市では、地球温暖化防止を推進するとともに持続可能な低炭素社会を構築するため、住宅等に創エネ、省エネ、蓄エネ設備の設置支援事業を行っております。
例えば、建物全体でエネルギーを効率的に使用するためのHEMS(ヘムス)=イラスト=と呼ばれるエネルギー管理装置や、太陽光発電設備等の環境配慮機器の導入促進のため助成金を用意しております(新築に限る)。
しかし、この補助金申請が3年前には約3700万円ありましたが、昨年度はおよそ半分に減少しました。一般家庭での導入が一定程度進みましたが、新しいシステムも開発が進んでおり、今後も取組みを推進することが大切です。市には更なる広報に努めるよう要望しました。
また、先日視察した大阪府堺市では、ITを使って家庭内のエネルギー消費を最適に制御する「スマートハウス」が建ち並ぶエコモデルタウンが進められていました。
本市でも麻生区のはるひ野地区で住宅メーカーが進める高断熱・高気密住宅の分譲に補助を行っておりますが、集合住宅が多い本市ならではの施策として、集合住宅での再生可能エネルギーの導入に向けた手法や課題について調査、取組みを進めるべきと考えます。
災害で注目される蓄電池
また、先月発生した北海道胆振東部地震では道内全域で停電が発生し、多くの方が数日間にわたって不安な日々を過ごされました。そしてこの時、注目されたのが家庭用の蓄電池でした。
平均的な家庭用蓄電池の容量は約6kWhで、3日間程度の電力をまかなえると聞いています。災害時に電力を安定確保できる蓄電池が普及することにより、市民の安心、安全に寄与できればと考えます。今後も市に普及啓発に力を注ぐよう求めてまいります。
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5月17日
5月10日