県高校文化祭 放送部門で4人が全国へ 新城高・法政二高から各2人
「県高校総合文化祭放送部門大会」が先月行われ、新城高と法政二高の計4人が全国大会への切符を掴んだ。”地元”をキーワードに題材を選び、アナウンス・朗読・ナレーションなど放送に必要な表現力で挑んだ。
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AP部門で優勝
AP(オーディオピクチャー)部門は、25枚の写真とナレーションを用い5分間で地域紹介するもの。新城高の片田美由貴さん(2年)は、区政40周年の企画で昔の街の写真収集に奔走する人達の活動をドキュメント作品に仕上げた。地元の歴史を残そうとする人々の愛情が感じられる作品として高く評価された。「多くの情報を5分にまとめる作業が大変だった。どうしたら相手に伝わるかを考えた」と片田さん。「取材した方に報告したら”良かったね”って言ってもらえ本当に嬉しかった」と喜んだ。
VM部門で2位
5分間の動画で地域紹介するVM(ビデオメッセージ)部門で2位になった法政二高の西山慧さん(1年)。題材に選んだのは、かつて農業用水等で栄え今年竣工400年を迎えた二ヶ領用水。市民ミュージアムを訪れ、用水の整備に携わった人を取材し作品にした。「取材も編集も初めての経験ですごく難しかった。手探りで何とか完成させた。全国大会では、他の出場者の作品を見て刺激を受けてきたい」と貪欲だった。
朗読部門で3位
神奈川県にゆかりのある作家や作品の原文を抜粋し、2分間で表現する朗読部門。新城高の平井明子さん(2年)は、部門最多の82人中3位となった。県出身の作家・角田光代著の小説『キッドナップ・ツアー』を選び、父と娘の絆が深まる場面を読み上げた。「小説の中の父と娘の関係にとても共感が持てて、自然に表現できた。本番は緊張したけど、相手に伝えることだけを考えた」と話した。
朗読部門で4位
法政二高の高木大生さん(2年)は、神奈川県と深く関わりある川端康成著の『伊豆の踊り子』をチョイス。”高校生らしさ”と”恋愛”を上手く表現した。「朗読は何度読んでも、その時の心境や情景で変わる奥深さが楽しい。相手に伝えられ自分でも満足できる読みを心掛け、全国では1位が取れるよう頑張りたい」と意気込んだ。
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5月3日
4月26日