小杉駅に復興願う絵 区内の小学生が一枚一枚に思い込める
東急武蔵小杉駅にこのほど、東日本大震災の被災地への応援メッセージを書いた巨大な虹のモザイクアートが飾られた。東京急行電鉄(株)の社員が企画し区内の小学生が製作した。
モザイクアートが設置されたのは、東急武蔵小杉駅・JR線連絡口の通路の壁。駅ビル建設のために設けられている仮囲い板を活用して作られた。
区内にも避難してきている被災者がいるという情報を聞いた同社の野村雅規さんが「被災地の為に何か出来ないか」と企画、昨年11月に周辺小学校に協力を呼びかけたところ、東住吉小学校渡邊茂校長から「区内にある全ての小学校で協力できれば」という声があがった。校長会での話し合いの結果、区内の公立小学校全18校と私立大西学園小学校の児童らの協力が決まった。
絵は、児童らが一枚一枚復興への思いを込めて、メッセージやイラストを書いたA4の色がみ400枚をつなぎ合わせて出来ている。縦3m横12mほどの巨大な”虹”で、その中央には「心をひとつに」というメッセージがモザイクで描かれている。駅の利用者らはカメラで撮影したり、ツイッターでつぶやくなど注目されている。「区内の全小学校が一致団結して作った絵。少しでも被災地の人々の力になれば」と渡邊校長。
なお、絵は仮囲い板が外される10月末日までは飾られる予定。「小杉駅を利用する被災地の方々もいると思う。この絵を見て少しでも元気になってもらえたら嬉しい。また、区内の小学生の思いが沢山詰まった絵。普段駅を利用する人たちにもこの絵を見てもらい勇気付けられたら」と同社では話している。
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5月3日
4月26日