9月4日付で第51代中原警察署長に就任した 岩滿(いわみつ) 優(まさる)さん 下小田中在住 58歳
地域と連携して安心安全の街へ
○…17年振りに中原署に帰ってきた。再開発されて小杉の街の変貌を間の当たりにし「ここまで急成長するとは。当時は高層マンションは無かったし、南武線も高架化されていなかったよ」と驚く。当時に比べ人口は5万人ほど増えた。「中原署長として、人口増による治安対策、都市部特有の災害対策などに努めていきたい。そのために、地域住民や行政との連携を密にしてやっていきたい」と抱負を語る。
○…進路を決める際、「世のため、人のためになる職業に就きたい」と警察の道を志した。拝命後は県内のさまざまな署に務めたが、心に深く残っているのは10年以上所属した県警本部の薬物銃器対策課。全国的にも話題となった3Dプリンターによる拳銃製造事件、メキシコルートによる覚せい剤の大量密輸事件などの事件の指揮をとった。「長期間に及ぶ捜査で苦労したが、これらの経験が『熟慮断行』という仕事に対する姿勢にもつながった」と振り返る。
○…忙しい職務の合間のリラックスタイムは趣味の家庭菜園や植木。「大事に育てた分だけ、きれいになってくれるのが楽しいね」とにっこり。休みの日の息抜きである散歩は、街の実情を知るため。それでも、歴史が好きで小杉御殿や中原街道、七福神などは、歴史好きにはたまらない様子。夫人、息子、娘の4人家族で、父の背中を見て育った息子は、同じ警察官として街の安全のために日々奔走している。
○…着任して、すぐに署員に伝えたのは「現場第一主義」。実際に目でみることで、伝聞ではわからないことが発見できるからだ。「署員には何事も前向きに取り組め。引くことはするなと伝えている。我々は困っている地域住民を守るのが仕事。積極的に取り組むのが使命」と自覚する。その先には、もちろん「安心・安全」がある。「地域との連携を図り、安心・安全のまちを実現したい」
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5月3日
4月26日