フェスタサマーミューザ 市内5会場で開催 7月27日(水)から8月14日(日)まで東京交響楽団など9オーケストラが14公演
ミューザ川崎シンフォニーホールが主催する夏のメインイベント「フェスタサマーミューザKAWASAKI2011」が7月27日(水)から8月14日(日)まで開催される。今年はミューザ川崎シンフォニーホールが東日本大震災で被災したことから、市内各地のホールを利用して行われる。
13日に開かれた記者発表で加納民夫日本オーケストラ連盟理事・事務局長は「こうした時代だからこそ、心を癒すだけでなく、あすへの希望をつなげることがオーケストラの仕事」と、力をこめた。同フェスタは、川崎市を拠点とする東京交響楽団をはじめ、神奈川フィルハーモニー管弦楽団など、首都圏を拠点に活躍する9つのオーケストラによるクラシック公演。今年で7回目を迎える。
従来はミューザ川崎シンフォニーホールが会場となるが、今年は東日本大震災の影響でホールが使用できなくなった。被災後、同ホールには電話やインターネットなどを通じ、ファンから「続けて欲しい」「毎回楽しみにしている」といった要望が寄せられていたという。こうした後押しなどを受け、昭和音楽大学テアトロ・ジーリオ・ショウワや洗足学園音楽大学前田ホールをはじめ、市内5ホールで実施されることになった。会場を分散しての開催に関し、阿部孝夫市長は「これまでとは違う味わいになるのでは」と述べ、新たなクラシックファンの拡大に期待を寄せる。
今年は「今こそ届けたい『音楽のまち・かわさき』が贈る、夏の音楽祭」をキャッチフレーズに14公演を行う。多くが70分程度の短時間と、1公演あたり2500円で楽しめるのが売り。クラシックコンサートのほか、ジャズコンサートや子ども向けのファミリーコンサート、楽器体験など、音楽を身近に感じてもらえるようなイベントも行われる。
チケットは今月24日(金)からミューザ川崎シンフォニーホール(044・520・0200)などで一般発売される。
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