消防士 復興願い襷(タスキ)リレー 被災地へ思い届ける
東日本大震災の復興を願うと共に被害を受けた消防士とその家族らを励まし支援するため、全国の消防士の有志らが鹿児島市〜石巻市まで襷をつないで走る「消防士タスキリレー」を行っている。7月20日には川崎チーム(内田仁リーダー)が中原平和公園で襷を受け、殿町出張所を経由して翌日に東京チームへと繋いだ。
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川崎チームは中原署・高津署・臨港署・川崎署・宮前署・多摩署に勤務する15人が2グループに分かれて参加。第1グループが平和公園で横浜チームから襷を受け、殿町出張所で第2グループにパス、翌日、川崎大師で祈願をしてから大田区の六郷橋で東京チームに襷を引き継いだ。内田リーダーは「九州からの思いをしっかりと引き継ぎ東京に繋げることができた。これからも被災地の為にできることを継続していきたい」と話した。
ランナーが必死でつなぐ襷と日の丸の旗には、これまでの走者全員の名前が書かれている。ゴールまでにはおよそ3000人の名前が刻まれるという。
今回のリレーは被災地復興や行方不明となっている消防士の早期発見を願い、福岡・広島・鹿児島などの消防士で立ち上げた「タスキリレー実行委員会」が企画。東日本大震災から丸1年たった今年3月11日に鹿児島市を出発。九州・近畿・東海・関東など19都府県を通って、9月11日に石巻市へ到着する予定。約2000Kmを185日間で走る。
東日本大震災で行方不明となり未だ発見されていない消防士は、石巻地区広域行政事務組合消防本部勤務の4人。同実行委員会では「1日も早い行方不明者の発見と、必ず見つけ出すという希望をもって石巻市をゴールにしている」と話している。
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5月3日
4月26日