「丸仙」が厚労大臣賞 食品衛生優良施設として
優良な食品施設や、食品業界で貢献した人物に対して贈られる厚生労働大臣表彰が10月26日、東京都中央区の明治座で開かれ、区内法政通りにあるラーメン店「丸仙(田中伸欣代表)」が食品衛生優良施設の部門で表彰された。田中代表は「大変光栄なこと。この賞に恥じないように今後もさらに味と掃除に磨きをかけたい」と胸を張った。
♦ ♦ ♦
食品衛生優良施設は、営業年数が10年以上で、保健所が実施した衛生監視指導で過去3年の平均監視点数が95点以上であることが条件。また、施設改善に対する熱意と従業員の健康管理が優秀であり、都道府県知事賞もしくは指定都市市長賞、又は(社)日本食品衛生協会会長賞等を受賞したことのある施設に贈られる。
区内では2007年にすし屋の笹八(小杉町)が受賞して以来5年ぶりの受賞で、区保健福祉課では、「それ以前に選ばれた施設は、今残る資料の中では見当たらない。大変すばらしいこと」と話している。
丸仙は、1973年創業。都内ラーメン店などで修業を積んだ現代表の田中さんが、母校である法政二高の近くに開店した。昔ながらのあっさり味の支那そばを中心に人気で、学生やサラリーマン、OLなど、1日約300人が来店しているという。過去にはコンビニとコラボしたカップラーメンの販売実績もある。また衛生管理も徹底しており、従業員全員で掃除に取り組み、換気扇や電球の裏の隅々まできれいにしているほか、食器などはラーメン店では珍しいという80℃の食洗機で洗浄したうえで、熱湯消毒も行っている。田中代表は「うちは全席カウンターでお客さんから調理場がすべて見えている。そのため常にきれいにすることを心がけている。一に掃除二に掃除三にやっと休みかな」と笑顔で話す。
|
|
|
|
|
|
5月3日
4月26日