1月1日付で(社)川崎青年会議所理事長に就任した 山根 崇さん 幸区在住 38歳
まちの再生に強い決意
○…まちづくり活動に取り組む(社)川崎青年会議所(JC)の第63代理事長に1月1日付で就任した。同会議所は20歳から40歳までの川崎市内の若手経営者らで構成され、会員数は現在、62人。JCに入会して9年。これまでブロック協議会への出向や副理事長などの要職を歴任した。卒業年齢も近くなり、周囲から「そろそろ理事長に」との空気が漂っていた。ならば「やるしかない」と、腹をくくり、自ら手を上げて理事長職に。任期1年間を「肩に力を入れすぎないよう頑張っていきたい」と自然体を強調する。
○…掲げるキャッチフレーズは、再生、改革、刷新を意味する「Regeneration(リジェネレーション)」。まちづくり活動としては市長選の際に討論会を開催したり、青少年育成の観点からバスケットボール大会や相撲大会などに取り組むが、世間のJCに対する認識はさほど高くないと感じている。「JCの活動を知ってもらえるようにするには、まずは自分たちの意識から変革せねば」。キャッチフレーズにはそんな思いも込める。
○…もう一方では「まちの再生」に取り組む決意の表明でもある。東日本大震災の経験から地域コミュニティの大切さを学んだ。「大都会の川崎には、隣に住む人も名前も分からない人が多い。JCが住民たちの間に入って距離を縮める役割を担えるのでは――」。その手始めとして、防災をキーワードにした地域コミュニティづくりに取り組むつもりだ。
○…藤沢市出身。大学卒業後、住宅メーカーを経て、川崎区本町にある山根工務店に就職し、2年前に8代目の代表取締役社長に就任した。帰宅は深夜になることもしばしばだが、夫人とスポーツジムで汗を流すのがたまの息抜きになっている。昨年4月から通い始め、94キロあった体重を78キロにまで絞ることができた。「あと6キロ落とすのが目標」だとも。
|
|
|
|
|
|
5月3日
4月26日