川崎フロンターレがホームグラウンドとする等々力陸上競技場。メインスタンドの本格的な解体工事が行われる前に、これまでの感謝と別れの気持ちを伝えようとフロンターレサポーターら約80人が4月20日、「さよならイベント」に参加。選手が使用したロッカールームの壁へ、メッセージの書き込みを行った。
今回のイベントは、等々力陸上競技場の全面改修を推進する会(斎藤文夫会長)が主催。選手が実際に使ったロッカールームの壁にメッセージを書き込む企画で、その壁は選手がメッセージを書き込んだ壁と一緒に、新しいメインスタンドに移築され、モニュメントとなる。
当日は、参加者が「たくさんの思い出をありがとう」「フロンターレ最高」「これからも共に」など、競技場やチームへの思いを記入していった。Jリーグの初期から競技場に足を運んでいるという水野清一さん、恵子さん夫妻は『常勝等々力』『とどろきありがとう』と書き込んだ。「フロンターレがJFLの頃からずっと見てきている。一番の思い出はナビスコカップで準優勝した時、選手とサポーターで記念撮影をしたこと」と振り返る。
また、交際中からフロンターレの応援に来ていたという小泉良輔さん千賀子さん夫妻は息子の孝輔くん(2歳)とイベントに参加。『等々力のおかげで家族友人が増えました。ありがとう』と書き込み、「ここ10年のホームゲームは毎回見に来ている。よくデートで妻と試合を見に来たし、子どもがお腹にいる時も応援に来ていた。もう生活の一部です」と話す。
その後、メインスタンドではこれまでの感謝を込めた破壊式も開催。同会の紀中靖雄事務局長は「楽しい雰囲気で行われ、まさにフロンターレらしいイベントになった」と話していた。
等々力競技場のメインスタンドは、これから本格的な解体作業に入り、平成27年2月に完成する予定。
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