11月の全国高校バスケットボール選抜優勝大会で優勝した法政二高の主将を務める 和泉晶也(しょうや)さん 法政二高 18歳
全国に挑む若き主将
○…引退をかけた最後の今大会で県の頂点に立った。「最初は実感がなかったけど、みんなからおめでとうと言われて嬉しい気持ちでいっぱいになった」と素直に喜ぶ。今大会を制覇したことで全国への切符を手にした。「思い切ってやって1つでも多く勝ちたい」と意気込みを見せる。
〇…バスケを始めたのは小学1年生の時。3歳年上の兄の影響で一気にのめりこみ、小中と練習に励んだ。よりバスケに打ち込みたいと強豪の法政二高に進学。1年の冬にレギュラーの座を獲得すると、試合に出場する機会も増えた。コーチや先輩の推薦を受け、昨年6月の新チーム始動から主将を務める。1月の新人戦では初戦敗退と苦い船出となったが、今大会の準決勝ではラスト4秒で逆転ゴールを決め、チームを決勝に導き存在感を示した。「それまで繋げてくれた仲間のおかげ」と感謝の言葉を口にする。
〇…当初は「主将とはチームを引っ張って、背中で仲間を鼓舞する」という理想の主将像を追い求めた。しかし、同時に現実とのギャップに悩まされてきた。監督からの助言もあり、「チームを引っ張る主将ではなく、ミスをしても、仲間が助けてくれるような主将でいい」と自分を受け入れるようになった。その結果、肩の力が抜け、プレーでも仲間を助けられるようになった。「みんなが認めてくれたおかげで、自分が活きたと思う」と成長を感じている。
〇…家族は父と母、兄の4人家族。兄は同じ法政二高でバスケに打ち込んだ。練習に明け暮れる日々の息抜きは読書や映画鑑賞、兄と買い物に出かける。文武両道を掲げる中で、勉強にも打ち込む。今は大学進学へ向けて猛勉強の真っ最中でもある。「バスケ部では『目標とされるチーム』をめざしている。周りから『法政二高みたいになりたい』と言われるためには、バスケも勉強も日ごろの生活も全力でやらないといけない」
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5月3日
4月26日