川崎市 普通ごみ、大幅に減量 収集週2回への変更で
川崎市では、昨年9月から今年3月までの普通ごみの収集量が、前年同時期と比べ約1万6千トン少ない13万6811トンになったと発表した。ミックスペーパーなどの資源物の収集量は増えており、分別化も進んでいる。
循環型社会の構築をめざし、市は昨年9月から普通ごみの収集回数を週3回から2回に変更し、資源物であるミックスペーパーとプラスチック製容器包装の分別収集を全市に拡大した。その結果、昨年9月から今年3月までの普通ごみの収集量は、前年同時期の15万3171トンよりも1万6360トン少ない、13万6811トンとなった。
また、ミックスペーパーは同期比2478トン増の8706トン、プラスチック製容器包装は同5070トン増の7251トンとなり、資源物の分別化も進んでいる。普通ごみを合わせた全ての収集量でも、同8812トンの減量となった。
市環境局では「普通ごみ1万6千トンの減量は25mプール約25杯分に相当し、当初の想定以上。これは市民の意識の高さと努力による結果で、ご協力に感謝したい」と話している。ただ、他都市では関心が薄れるにつれリバウンドするケースもあるといい、同局では「継続し定着させられるよう努めていきたい」としている。
現在、川崎市のごみ処理センターは、浮島・堤根・橘・王禅寺に4施設ある。しかし、施設の老朽化と、安定的な運用を進めるためにも橘処理センターを2015年度中に休止し、3施設体制に移行する予定。
これにより、温室効果ガスのCO2を年間約3・6万トン削減させるとともに、建設工事や維持管理など40年間で約720億円かかると試算している経費の削減にもつなげていくという。
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5月3日
4月26日