全国の消防士が、多様化する災害に即応できる高度な救助技術を図ることを目的に29日に神戸市内で行われる「全国消防救助技術大会」。中原消防署の村上丈史さん、出木谷啓太さん、流田晶平さんの3人=写真=が水上の部に出場する。
同大会は、各地区の予選を勝ち上がった消防士が消防技術を競い合う大会。水上の部7種目と陸上の部4種目が実施される。
村上さんと出木谷さんが出場するのは、水中検索救助という4人1組の団体戦。水中に沈んだ要救助者を救助することを想定し、第一泳者がクロールで50mを、第二泳者が潜水で50mを泳ぎ、水没している要救助者を水面へ引き揚げた後、第三泳者と第四泳者が協力して対岸の救出地点まで搬送、そのタイムと正確性を競う。先月の関東地区予選では66秒4というタイムでトップ通過。村上さんは「全国でも全力を尽くすだけ」と話し、出木谷さんは「一泳者なので良い流れをつくりたい。気負わず実力を出しきる」と意気込んでいる。
また、流田さんは、溺者救助に出場する。3人1組で救助者が20メートル先の要救助者の位置まで浮環を搬送し、これに要救助者をつかまらせ、補助者がロープをたぐり寄せて救助するまでの安全確実性と所要時間を競う。流田さんは「要救助者として、救助者が運びやすいようにサポートし、良い記録を出したい」としている。
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