アメリカ・カンザス州で約50年続くバンジョーコンテストで準優勝に輝いた 小寺 拓実さん 井田出身 24歳
バンジョー、一途に奏で
○…アメリカ発祥の撥弦楽器「バンジョー」の巧さを競う本場のコンテストで準優勝。「リラックスして演奏できて手応えもあったが、2位という結果は悔しさのほうが大きかった」
○…井田出身。マンドリンを弾く両親の影響で、家では幼い頃から常にブルーグラスが流れていた。4歳で井田病院近くのピアノ教室に通い、バンジョーを手にしたのは11歳。高校生でライブデビューし、本格的に人前で演奏するようになったのは、初渡米した大学1年の時だ。観客として参加したブルーグラスフェスのバックステージで、何気なく弾いた演奏が出演バンドのメンバーの耳にとまった。突然ステージに誘われ、演奏者として舞台に飛び入り参加したのが忘れられない。「とても楽しかった。本場の演奏をきいて、すごい人たちがたくさんいて、自分もやる気がでた」
○…実家の引っ越しや大学進学を機に、横浜で一人暮らしを開始。現在は大学院生として土木を専攻しながら、音楽活動に精力的に取り組む。元住吉にある各商店街の飲食店で定期的に行われているライブイベント「モトスミジャズナイト」への出演もその一つ。「地元でライブできることが嬉しい。久しぶりに会う友達も来てくれて。景色は変わっているけど、地元は来るたびにテンション上がりますね」
○…「一つにこだわると集中して追いかける性格」と自己分析。ニッチな音楽ジャンルに出会ったおかげで趣味もレコード集めと筋金入りだ。ブルーグラスの魅力は、楽器があればいろんな人と楽しめるところ、譜面にとらわれない自由さだと感じている。「日本でブルーグラスを広めたい。同時に、音楽ジャンルにとらわれず、バンジョーを自分のルーツとしていろんな音楽に挑戦したい」
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5月3日
4月26日